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解像力投影検査器とは

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解像力投影検査器とは



解像力投影検査器とは、カメラ用撮影レンズなどの結像性能を調べるために、本体前面に装着した被検撮影レンズ自身を通して、照明された解像力チャート像を有限距離のスクリーンに投射し、チャート像を目視で判定して解像力や歪収差など性能の良否を検査する装置です。



検査される撮影レンズには必ずどんな大きさのイメージセンサー(CMOS等)やフィルムで使われるか設定されているので、解像力チャート(以下チャート)もそれに合わせたサイズが使われます。従って、チャートを照明する投影機の光学系(コンデンサレンズ)は、このチャート全体を証明する能力が必要です。



また、被検レンズは焦点距離やレンズ構成からそれぞれの射出瞳を有し、イメージサイズ相当のチャート各点からの光は、この射出瞳の中心を目指す必要があります。更には被検レンズにはそのレンズの明るさ(Fナンバー)が定められており、チャートからの光束の広がり角はこのFナンバーを満たす必要があり、コンデンサレンズ自身の焦点距離を介して光源の大きさ(発光面寸法)を規定します。




尚、光源の発光面フィラメント自身がチャートに重なって映らないようにするために、ケーラー照明が採用されます。




解像力投影検査器は光源から見て下記の順番で構成されます。

①照明の発光面
②コンデンサレンズ
③チャート
④被検レンズを取り付けるレンズマウント
⑤被検レンズの射出瞳
⑥スクリーン

本来カメラなどで使用される光の方向とは逆方向に光を通すことから「逆投影方式」とも呼ばれます。



チャート像が投影されるスクリーンの有限距離は、被検レンズの使用頻度が高い撮影距離が選定され、解像力チャートは、被検レンズがどこまでの解像力を持つか調べるためのチャートで、通常「本/mm」の白黒(透過/黒)ラインペアパターンで行われ、目的に応じてジーメンススターチャートも使われます。これらは一般的にテストチャートと呼称されます。





解像力投影検査器 RPTシリーズ
https://www.pearl-opt.com/optical_measuring/microscope_03.html

透過型テストチャート
https://www.pearl-opt.com/chart/glass_chart.html

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